焼却炉


焼却炉

焼却炉の中に 0.6~0.8 ミリの大きさの砂を入れ、下から空気を吹き込むと、 砂は沸騰したお湯のように踊りだします。この状態の砂を600~700度に熱し、その中にごみを投入して焼却するのが流動床式焼却炉です。砂は大きな熱容量と表面積をもっているため伝熱速度が大きく、 色々なごみでも短時間で完全燃焼することができ、熱灼減量(未燃分)は1%以下となります。


旋回流型流動床式焼却炉

旋回流型流動床式焼却炉は、炉の形状と炉下部から送り込まれる流動空気の風量バランスによって砂が旋回運動をするため炉床全体が均一な燃焼密度になり、安定した完全燃焼ができます。また、大きな不燃物も砂の旋回運動によって確実に不燃物排出口へ移動し、排出されます。


不燃物の流れ


ごみの中に含まれている不燃物は、 焼却炉下部の不燃物取出装置から炉内の砂と一緒に排出され、不燃物振動ふるいで不燃物と砂に分けられます。 不燃物は不燃物ピットに貯留の後、灰クレーンでトラックに積み込まれ、搬出されます。一方、砂は再び焼却炉へ戻されます。


不燃物取出装置


不燃物取出装置

ごみの中の不燃物は、不燃物取出装置によって炉の下部から砂と共に抜き出され、不燃物振動ふるいによって砂と分離されます。分離された砂は焼却炉に戻され、不燃物は不燃物ピットに貯留されます。


空気の流れ


ごみピット内の臭気を含んだ空気は流動空気として利用され、炉床から炉内に吹き込まれます。 また、排ガスの完全燃焼用二次空気としても利用され、炉の上部より炉内に吹き込まれます。

一次送風機


一次送風機

ごみピットからの悪臭を含む空気を吸引して、砂を浮かすための流動空気として焼却炉内に送り込みます。
ごみと共に燃焼するので、臭気は外部にもれません。


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